INFORMATION HIGH

ウルトラジャンプ連載陣は、正直荒木先生が移籍してきて以来プレッシャー感じている
んじゃないかなあ。でも致し方なし。だって最近のSBR「ものすげく」面白いから!

緑色の小さな墓標2

ルーシーは結局スタンド使いにはなりませんでした。この展開はわたしの望むところ
だったんですが、じゃあどうやってこの危機を脱するの?というのは想像もつかず、DIO
ジョニィたちが想像していたよりも遺体に近づいていて、DIOとルーシーが合流するんじゃ
ないかぐらいに思っていました。ところが、流石「あなたの予想はきっと… 当たらない!!」
まさか周囲ごとジョニィ達の方向へ移動させるとは…。
この今回の遺体の力なんですが、ひょっとして「悪魔の手のひら」も同じ原理で移動して
いるんじゃないでしょうか。遺体は自分を所有するにふさわしい人物や遺体同士をひきつける
力を持っているのかもしれません。

そしてルーシー。リンゴォ戦で我々読者に刻み込まれた言葉のひとつ「漆黒の意思」ですが
それをルーシーも持っているようでしたね。彼女の場合は「漆黒の愛」といったほうが
良いでしょうか。黒は何色にも染まらない、迷いが無い色。その純粋さがどうか報われ
ますようにと思わずにはいられません。


場面は変わって、ジャイロ・ジョニィ vs DIO
バトルも見ごたえがありますが、SBRはレースものとしても十分楽しめるのがいい!こちらは
こちらで手に汗握る展開です。
「厳しい道を行く」。リンゴォの残した「男の世界」が早速発揮されます。誰かがすでに
通った道は確実かもしれないが、それは真の勝利ではない。真の勝利は己で切り拓いてこそ。
敵を見据えるのではなく光を求めるその走りは、DIOですら戸惑いを見せています。
しかし、ここでDIOが決意を固める描写は熱い!さっきまで食い殺すとか言ってたのに、
ジョッキー魂に火がついてあくまでレースで決着をつけようとします。そして勝負を
決するであろう丘まではあと少し。まさに「勝利と遺体を手にするのは!?」

きっとSBRが連載されている限り言い続けることになると思うのですが、来月が待ち遠しい!