ジャンプ #33感想

何かもうジャンプ感想じゃなくてP2!感想だよな…。エム×ゼロとかネウロとかも感想書きたいんですが、どうにも余裕が…。

P2!
「てめェの基本は“萎縮” 何に対してもまずビビる」
「諦め悪いし 逃げねェのも知ってる     
だけどなぁ」
「心が最初から逃げてんだよ そんな奴に何が出来る」


あ、あれれぇー?何か前園くん良いこと言っちゃったー??
いや、これ、顔の凶悪さといじめっ子という前園くんのポジション抜きにすると、ハッパかけてるようにも聞こえますって。
つか、プロシュート兄貴がペッシを叱咤しているのと本質は変わらないような。だってこのあとに

「『成長しろ』!藍川 『成長』しなきゃあオレたちは『栄光』をつかめねえ」

とか繋がってても違和感ないですよ。実際これがきっかけでヒロムの『羽化』が始まったように見えるし。

というわけですいません。先週最低のゲスとか言っちゃって。もちろん本人はヒロムを成長させるつもりで言ったわけじゃないんでしょうが、結果として(というか結果だけ見るとむしろ必然なんですが)ヒロムが羽撃くための足がかりになった前園への好感度が1上昇しました。
何気にヒロムの諦めの悪さとか理解しているし、なんだいい奴じゃん。(人、それを不良が雨にそぼ濡れる捨て猫を助ける効果と呼ぶ)

今回の前園で思いましたけど、P2!は『優しい』マンガなのですな。ヒロムにとって真なるギフトは、負けず嫌いでも驚異的な動体視力でもなく、この『羽化』を待ってくれる場所にたどり着けたということなのかも。

それにしても、試合のさなかに挟まれる回想シーンで乙女のにらみつける表情がとても強く印象に残ります。
ヒロムを美術室に「閉じ込めた」のは実は乙女なのかもしれないと考えてみると、今までの乙女の心情に関してもいろいろと想像が膨らんでむず痒い気持ちになりますね。
うむ、まだまだ乙女ちんもアキラきゅんに負けてないっ。