P2!完結編 感想つづき

体が本調子ではないので早めに帰宅できました。なのでちょっとだけ更新します(マテ

ヒロム初めての公式戦から3年後、それぞれの道を歩むかつてのチームメイトが「最高の選手−Prime Player−」を目指して今度はライバルとしてコートの前に相対する。成長した彼らは試合を前にどんな表情をしているのか…。

山雀たちをナビゲーターにして、主要メンバーの4人の試合前の様子を描くという本編。
最低限の説明はありましたが、時間が無くて語ることができない過去よりもむしろ、3年経った彼らはこんなですよといった感じで、31Pの中に精一杯作品の到達点を描写することに力点が置かれていたように思います。
その中で感心したのはエピソードの「厚み」でしょうか。展開は前回のエントリーで述べたように典型的打ち切りパターンであるのですが、この完結編で描かれていたそれはとってつけたような感じはなく、設計されていた道程を通過した結果として存在するという説得力があったと思います。
これを見ても綿密に計算されていたんだなあと実感して改めて悔しさが…。道程の中にあったであろう城島親子の確執解消や川末再起のエピソードはぜひとも見てみたかった…。
まあ、それらをすべてうっちゃってあとは純粋に己の技巧を競い合うだけというエピローグは、アスリートを描くにおいてかかせない(と個人的に思っている)「爽快感」があってよかったです。
ボスの打ち切り(スタンド)攻撃で時を消し飛ばされたことを除けば、納得のいくエピソードなのでした。


今日はこれまで。あと一回分感想を書く予定。