my wish かなえたいのに すべては God knows...

「大きな扉　小さな鍵」読みました。

あー、どいつもこいつもいい子だなっ。好きだっ！

ファーストインプレッションはこんな感じ。いやほんと、よくもまあこれだけ嫌味のない世界観を構築できるもんだと感心しますわ。で、今巻はその優しさがディ・モールト（非常に）重要だったり。それについては後日。以下、シーンごとの感想をば。

バレンタイン企画
由乃可愛いよ由乃。
すっかり山百合会内での俗物ポジションを確保しつつある由乃ですが、このダダッ子っぷりが可愛くて仕方ありません。そりゃあ志摩子も「そういうところ好き」って言うわ。
また、真美とのやり取りもいい。最近は山百合会外の友達と接しているシーンが少なかったのですが、今巻は真美とか可南子とかがポイントを抑えてる描写が多くて嬉しい限りです。

タダ、ノリコノ、カクシタカードヲ、サガシタカッタダケ
や　っ　ぱ　り　白　は　ガ　チ　だ　な　！
まあ今更ですけどね。ええ。ええ。そんなに仲いいんなら結婚しちゃえばいいじゃん!!（by 音速丸）

今巻の最優秀助演女優賞
ぶ、部長ーーーーッッツ！
不意打ちです。いやもう、一瞬わたしですらそれでいいんじゃないかとと思ったくらい部長のメッセージはキましたよ。確かに演劇部なんてクセのあるやつばっかな気がするから、それをまとめる人物ってそれなりの器だよなあ。正直祐巳たちと同学年とは思え（ｒｙ

その場で百
祐巳もあの場面でこんなことが言えるようにまでなったんですなあ。
とは言え、祐巳の根っこの部分はそれほど変わってない（というよりは変わらない部分か？）と思うので、どんな表情で、どんな気持ちで立ち去ったのかを考えると心がざわめきます。ああっ、気になるっ。

あなたの差し出す手を取って　私と一緒に駆けあがろう
瞳子の元に駆けつけたのは帰ったはずの乃梨子。ｋｔｋｒ！そんなに仲いいんなら結（ｒｙ
ラストにきて確信しましたよ。乃梨子はもう一人の主人公だと。つかヒーロー？
あとがきでも書いてましたけど、まさに乃梨子のゴーストが生んだ動きですよねえ。そりゃあしゃあない。伏線とか今後のプランとかブッチでもしゃあない。往往にしてこういうのが感動を生むもんですからね。乃梨子、よくやった！



以上、あえて物語の核心からはそれたところをピックアップしてみました。今巻の肝については後日。自分としても整理しきれてないところもあるんで。
ところで、マリみて界隈における新刊の感想、おしっこおしっこ言いすぎですｗ