単行本あれこれ

今週購入した単行本。


SBR10巻「イリノイスカイライン ミシガン・レイクライン」
オビにもあるようにこの巻では「最悪の握手」となるDIOと大統領の結託や「正直、驚愕!!」なジョニィの過去までが収録されています。
ステージの合間のエピソードなので熱いぜ熱いぜぇー熱くて死ぬぜぇーっなリンゴォ戦、ブラックモア戦と比べるのは少々酷ですが、謎の敵のスタンド攻撃の凶悪さは十分です。

で、今回の荒木先生のコメントですが。水着ガールと書いてスウィム・スーツガール!荒木先生が言うとグラビアもスタイリッシュに!これからはわたしも使おう。
それから、今回巻末にスタンドの解説がありますがその中の言葉、
『「無」から「有」は生まれ、「無」とは「可能性」の事だというのだ。』
これが荒木先生の書いたものなのかどうかはわかりませんが、人間賛歌の精神を受け継いだ言葉だと思った。


武装錬金//「ダブルスラッシュ」
マンガ連載では語られなかった(というか語ることができなかった)、若き日のブラボーたち「照星部隊」と斗貴子さんが錬金術と関わるきっかけになったエピソードのノベライズ。

ああっ、ツンデレツインテール幼女がホムンクルスの餌食に!
和月から直接指示が会ったのか、黒崎女史が黒和月成分を受け継いだのか、はたまた黒崎女史自身も黒化するひとなのか。何はともあれ、ホムンクルスたちが赤銅島を蹂躙していく様子は結構辛いものがありましたなあ。そりゃ照星部隊の面子もトラウマになりますわ。

個人的には火渡のキャラクターの掘り下げがされたのが良かった。本編がああいう綱渡りの展開でなければもっと活躍できる場もあったんだろうなあ。惜しいキャラクターです。

あと、ブラボーは津村家の影響受けすぎ。


鉄腕バーディー14巻
ここ2,3巻ころからようやく、ようやく素直に楽しめる展開になってきました鉄腕バーディー。本当に一時期は集めるのやめようかなと思っていたくらい追うのが辛かったわけですが、今巻も楽しむことができました。

バーディーの初期が厳しかった理由として、
・つとむがバーディーに対して非協力的
・つとむどころか味方も非協力的
・そのくせ敵がものすごく強大かつ複雑
というのがあって、もう感情移入しにくいったらありゃしない。何かもうこの頃は意地になって読んでた気すらします。

転機となったのはフォルテ巡査部長の登場。バーディーの味方として信用できるキャラクターでしたし、何よりかあいい。マジで救いでしたね。フォルテ巡査部長は。
そして、バーディーの過去エピソード。幼女バーディーかわいいよ幼女バーディー。またメギウス警部とスケルツォ教官というバーディーの理解者の存在が感情移入度を一気に高めました。それにつとむとバーディーの方向性が重なってきましたし。

今巻では、当面の敵がリー一派に固定されたこととゴメスとの共同戦線という可能性が出てきたということで話がだいぶすっきりしてきたように思えます。つとむとバーディーの目的を果たすためには人間側敵役の思惑は正直うざいので、このままひとつずつでもつぶしていって欲しいものです。


スウィートマイティガールズ1巻
成人男性が幼女を使役する!これが今のトレンディ!
絶チル以外にもこんな設定を採用するマンガが出てくるなんて、良い時代になったものです(?)。ただしこっちの成人男性は天才科学者ではなくオカマですが。

作者の須田さぎりさんは、わたしが同人誌という世界を知ったころから追いつづけている作家さんの一人です。というのも、わたしのオタクライフに影響を与えたゲーム「ガンパレードマーチ」の同人誌を購入した第一号がさぎりさんの「NEVER GIVE UP」だったのですよ。で、この同人誌の前書きにガンパレの紹介文として

ゲームとしてはこんな人にオススメ
テーブルトークRPGが好きだ。
・ウォーボードゲームが好きだ。
ときメモはもちろんシステム燃えだ。数値調整・人間関係調整バンザイだ。

(中略)

設定・雰囲気的にはこんな人にオススメ
・学生に萌える。制服に萌える。
・軍隊シミュレートに燃える。
・軍歌を歌いながら突撃する姿に燃える。

(後略)

というのがありまして。まさにわたしがガンパレに感じていたものそのものだったのです。この文章が。もう思わず家で声をあげましたね。
「そうなんじゃよー。ガンパレTRPG的でかつときメモ的なんじゃよー。ってかときメモをシステム燃えという人はおれぐらいだと思っていたよー」
それ以来勝手にシンパシーを感じてイベントがあるごとにチェックをしている作家さんだったりします。

脇にそれたのでスウィートマイティガールズに話を戻します。
このマンガのキモはヒーロー(誤植ではない)である幼女たちの漢らしさですね。うむ、間違いなくカッコイイ。こひなのまっすぐ正義も雪妃の美学と筋の通し方も。こりゃオカマでなくともほれる。次巻も期待です。


○本の住人
おれの負けだ。
読んだ瞬間思わずそんなことを認めてしまうマンガ。それが○本の住人
一応ジャンルはいわゆる萌え4コマ?まあ確かに萌えることは萌えるけど、それよりもkashmir先生のセンスの迸りの方がすごい。破顔という言葉があるけど笑いとは破壊的だってことを思い知らされる一冊です。もう一冊丸ごとやりたい放題ですよ。


やりたい放題だーッ!!