SBR #20「黄金の回転へ」

ついに黄金の回転を獲得したジョニィ。ザ・ニュー爪弾は、霊丸やどどん波といったバトルマンガではおなじみのエネルギー系攻撃のような威力になってしまいました。ジョジョでこういう表現を見るとは思わなかったなあ。
パワーアップに伴ってモヴェたんもモデルチェンジ。モヴェたんAct.2はメカニックなデザインに変更となりました。が、うーん。ちょっとわたし的には微妙かも。どれくらい微妙かというと、フリーザ第3形態を初めて見たときくらい微妙。フリーザ第3形態も今見るとあれはあれでかっこいいと思えるから、いずれモヴェたんAct.2もベネ(良し)となる日がくるのかしら。

ともあれ、ジョニィは黄金の爪弾で隠れていたサンドマンをあぶり出し、ダイレクトアタックをしかけます。しかし、敵のサンドマンも然る者。素振りしたナイフの「音の壁」でこれを防御します。敵ハマジニ『ヘヴィ』ナパワー持ッテマスネ…。実に強力。応用範囲も広すぎ。味方であれば様々な場面で活躍しただろうに…。今考えても詮無い事ですが。

サンドマンの前には黄金の回転を得た爪弾も敵わないか…とおもった瞬間、爪弾によって空いた「穴」が突如動き出します。なんと、回転は「穴」になっても生きていたのです!
黄金の回転は「無限」への追求。簡単に挫けることの無いこの力は、宿命におびえていたジョニィにとっても、読者であるわたしたちにとっても「勇気」をくれる力ですね。ステキ。ジョニィもレッスン4「敬意を払え」の意味を実感したのか、凛々しい顔つきに変わります。

そして、ここからはサンドマンとの一騎打ち。ジャイロ・リンゴォ戦や5部のミスタ・ギアッチョ戦を彷彿とさせるような熱い闘いでした。やはりスタンドバトルは互いの間合いに詰め寄ってからの応酬がキモですなあ。火花散る距離に相対してから二転三転する様がたまらん。

闘いはジョニィの勝利に終わりましたが、ここで救いの女神(?)ホット・パンツ登場。これでジャイロ死亡は回避できたか…と安堵したのもつかの間、何と彼女が持っていた袋にはジャイロの故郷ネアポリスの紋章が!そして、ジョニィから「遺体」を強奪!これには正直、驚愕!
つか、ホット・パンツまでもが遺体争奪戦に絡んでくるとなると、もう名前のあるキャラ全員遺体と関連あるんじゃないかという気すらしてきます。今回、ホット・パンツに治療してもらったノリスケ・ヒガシカタさえも(生きてて良かったおじいちゃん)。

いやあ、これでサンドマン戦は終了しましたが、物語自体はますます混沌としてきました。
一エピソードとしてはおそらくこれで終了なのに、もうすでに次早く読みたいという気持ちにさせるSBR。本当に凄い作品です。