ジャンプ#3感想

P2!
みんなー聞いて聞いてー。アキラたんにはちゃんと乙女回路が内蔵されてるよー。

先週は同年代の男の子におヌードを頂戴されてしまったにも関わらず、「そう…そういう事もあるか」で済ませクールっぷりをみせつけたアキラたんが、内心はショックを隠していたということが判明いたしました。
そうだよね!お年頃だもんね!これでまったく意にも介さないってなってたら、逆に心配しちゃいますよ。いやよかったよかった。
やはりですね、0から1を生み出すのは電人HALでも困難だったわけで、1の仕草から10の妄想こそが我々の本分。これでこちらも存分に妄想の海に羽撃けます。

何はともあれ、偶然がいくつも重なり合ってアキラたんと打つことになったヒロム。
あのダブルス以来ヒロムに興味津々のアキラたん(誇張表現含む)は、ラリーでヒロムのことを聞き出そうとします。そして明らかになるヒロムの力。
やはりヒロムには驚異的な動体視力が備わっていた模様。いやー、長い伏線でしたねー。
個人的には負けん気だけを武器にして駆け上がっていくストーリーも期待してましたが、やはりもうひとつくらいは武器がないと時間がヒロムの生長を待ってくれないでしょうから、これはありです。よくよく考えるとテーブルトークRPGでもだいたいプレイヤー・キャラクターは「英雄候補」として一般人以上のポテンシャルは持ってるし。

一方ましろんですが、完全に黒化。自分でも八つ当たりだとは分かっていながら、目にもの見せてくれようと試合への参加を要求。先輩を完膚なきまでに叩き潰して参加枠を確保します。
ましろんのバックボーンは理解できますし、実力ある者が試合に参加すべきという主張と、それを可能にする実力そのものは間違っていないような気もしますが、他人を踏みにじってまで自分の目的を達成しようとするその本質は、憎む父と同じだと気付いていないんでしょうね…。

ネウロ
刹那の邂逅。

いやー、このシリーズは見事でしたねえ。ため息すら出てしまいます。
ドーピングコンソメスープ全盛期のころ、一体誰がこのマンガがここまで来ることを想像できたであろうか。ジャンプの底力はこの層の厚い作家群のポテンシャルにあると実感した次第です。ちゃんと時間を与えてやるとここまで芽吹くもんなんですねえ。

というわけで松井先生も見事に花開いたんだから、江尻先生のP2!も長い目で見守ることが必要だと思うよ?雑誌の傾向もアダルティーになったことだし、新陳代謝はそんなに活発でなくてもいいんじゃないかな?ね。ね(必死)。

ラルΩグラド
今!時代は!ティーンの入り口13歳!

つーかこれ、ホントにジャンプの連載?確かに2007年のジャンプは性的過ぎるんですが、To Loveるにしろエム×ゼロにしろ、そこで描かれているものは「ジャンプのエロ」あるいは「正当な少年誌のエロ」だと思うのですよ。
でもこの作品のエロパートのノリは何か違う。青年誌っぽいというか、世間で言うところの「萌え市場」寄りのマンガ雑誌的というか。いや違うな。もっと適切な表現は………。
そうっ!これは「オヤジくさい」!あざといを通り過ぎてガッハッハな領域ですよ。すげえや。いつウルジャンに移籍しても大丈夫だね!
しかし、このマンガが単にそっち系のマンガという枠で収まらないのは、戦闘パートからにじみ出る知的さのおかげか。ラルがやるときにやる性格だから、読み手も信頼を寄せることができる。このあたりの「察し」ができる作者はすごいなーと思います。

それから一刻も早くXBOX360はエロゲ解禁して、ブルードラゴン XRATED「ラルΩグラド」を発表すべきだと進言しておきます。

BLEACH
BLEACHのコメディパートは本当に面白いなあ!

このまま惣さまとの戦闘までこのテンションで行ってくれると、こちらとしても食いつきがいがあるんですが。
GS美神のアシュタロス編で、たとえラスボスでもコメディとシリアスの両立は可能だと実証されてますよ。