SBR#21「湖畔のルール」感想

オラ、なんだかワクワクしてきたぞ!(CV:野沢雅子

サンドマン退場、ホット・パンツ遺体奪取という衝撃的展開から1ヵ月。
まさにかろうじて生き残った感の強いサンドマン戦の直後に待ち受けるのはどんな展開かと思ったら、ネクストステージまで進んでました。しかも辺り一面銀世界。そんな中で、やんちゃなころの夢から覚めたジャイロはよく凍死しなかったな…。
今回ジャイロの青年時代の描写がされたおかげで、厳格な父を持ちながらもそれなりに普通に(俗っぽく?)生長していったことが分かり、一安心しました。
今までのジャイロの過去エピソードって、やっぱり父上を畏敬しながら法務官になっていったという印象が強すぎて、どこでどう間違ったら「GO!GO!ZEPPELI」で「ニョホ」になるのか結構不思議だったんで。

しかし、今回のエピソード、面白い。いや、SBRはいつだって面白いですが、このドキドキワクワク感は今までに無い感じですね。
今回出てきたスタンドは、いわゆる「スーパーフライ」型だと思いますが、このトリッキーな「湖畔のルール」に縛られ、しかも不気味な11人の敵が迫るというこの状況は、他のマンガでは味わえない面白さがあると思います。

また、「湖畔のルール」は深いです。元ネタが「金の斧」であるのは明白ですが、「金の斧」が「正直者は報われる。嘘つきは罰せられる。」という教訓の話であるのに対して、「湖畔のルール」は「正直者であっても欲深ければ、その美徳も最終的には自らの首を絞める。」なんですよね。実際ジャイロが調子に乗っちゃったおかげで、使い切るのは相当難しそうです。
まあ、バブリーズのリプレイでも「どんな財産でも一代で使い切ることは可能」といってますし、おそらく敵をどのようにしてルールにはめ、逃れるかが勝負になってくるんじゃないかなあ。いや、本当にこれはwktkですわ。早く次号にならないかなー。

あと、SBRは関係ないけど、皇国の守護者も早く復帰して欲しい。SBR面白すぎだけど、それだけだと雑誌としての重みがないっていうか。SBRと皇国が揃っててはじめて元を取った感じがするんで。