ジャンプ#18 感想(というかP2!の感想)

P2!
今週は熱い展開というわけではなく、新エピソードのオープニングといった回なのですが、その中にも光るものがあって、いやもう毎回楽しませてくれます。では今週の印象深いシーンをピックアップ。

「今まではさ 目の前にあるハードルしか見えてなくて」
「でも昨日もう少し先 少し遠くのハードルまで見え始めた感じなんだ」

なんか、すっげえわかる。自力が少しついてきて目線がちょっと上がった瞬間、いきなり目の前が開けるってあるよね。

「みんなぜいたくです」
「そんなのより戦らないで終わる方がみじめなのに」
「みんな ぜいたくだ」

あああああッッッツツ!!「グッ」ときたあああああああ!!
初めてここにP2!の感想を載せたときにも書きましたが、ヒロムはリングにも立てなかった人間なわけですよ。そして、目の前でリングに立てなくなってしまった岩熊先輩から確かなバトンを受け取った人間でもあります。だからこそのセリフ。

というかですね。ヒロムはまさに「気高く飢え」る「受け継いだ者」ですよ!あるいは卓球に出会うまでのヒロムは「眠れる奴隷」だったってことですよ!ああっ、ヒロムの中に「黄金の精神」が見える…!
すいません。ジョジョオタで。いやしかし、ここ数週のP2!には何か人間賛歌めいたものすら感じてしまいまして。等身大の主人公が生長していく様は、荒木作品を読んだ後と同じ「グッ」と来る感じがあるなあ。ああもう、P2!ガンガレ。蝶ガンガレ。